少年のための少女展爛会異聞 Infinite BabeL 三訂版対応pdf
- ダウンロード商品¥ 700
自作システム『少女展爛会』のサプリメント。百合ゲーをBLゲーに「着せ替え」ます。本体である『少女展爛会』本体の版上げに伴い、「塔の物語」も三訂版に対応しました。 『少女展爛会』三訂版ルールブックが必要になりますので、ご注意ください。 書籍版で発覚した既知の誤植に対して、訂正を行っています。
【物語の舞台】(本文より抜粋)
目の前に見える空は、どこまでも続いている。陽が輝き、雲が眼前を過ぎる。 この塔をどこまで登ってきたことだろう。見上げても、遥か上に伸びるばかり。頂上は見えない。 別に登らなけりゃいけないわけじゃない。疲れたら休めばいい。でも、飽きたからって帰ることは許されない。 見下ろしてみなよ。下もほら。無限に続いている。 だいたい誰が、下が出発点だったって決めたんだ? お前は降りるのに飽きて、上に帰ろうとしているのかもしれない。どっちだったか覚えてないか? ないだろうな。ここはそういうところだ。 飽きたかい? 絶望したかい? じゃぁケリをつけるといい。ほら。そこから空に向かってダイブだ。永遠にケリをつけ続けられるぜ。多分な。 * 『Infinite Babel』は、元となった『少女展爛会』とは違う物語を語る。何が違うか? もう判ってるとは思うが、ボーイズラブ、BL を語ろう、ってわけだ。 本家『少女展爛会』は百合、ガールズラブ、GL を遊ぶためのTRPG だ。その仕組みだけいただいて、『Infinite Babel』はBL を語る。いわゆる「皆様からのご要望にお応えして」ってヤツで、有志の腐女子が頑張った。 だから、あなたを満足させることができる……はずだ。 「塔」に詰め込まれてるのは、見た目9 ~ 19 くらいの、食べ頃食べ盛りの青少年ばかり。おっさん好きには申し訳ないが、トシ食ってるヤツらはもっと別の舞台の方が似合いだからな。 その枠さえ不満でなければ、いろんな物語を美味しく料理できるだろう。さわやか青春ストーリーに絡めてヤってよし、頭っからトップギアに入れてガチで食ってよし、ホラーやファンタジー、SF色ちょい多めの匙加減で厨二っぽくキメるのにも、『Infinite Babel』なら耐えられ、応えられるだろう。